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各科部門紹介 リハビリテーション課

概要

 当課では、以下の目標・方針を掲げ、専門スタッフが患者さん一人一人の状況に応じたリハビリプログラムに沿って治療を行い、患者さんが早期に身体機能の改善や日常生活に復帰出来るように取り組んでいます。
(目標)
 患者さんの日常生活活動(ADL)・生活の質(QOL)向上を目指し、質の高い急性期リハビリテーションを提供します。
(方針)
 1)他部門との連携の強化:
    各専門職が常に連絡をとりあい、適したリハビリを提供します。
 2)リハビリテーションの質の向上:
    適切なリハビリテーションを提供するために、自己研鑽に努めます。
 3)在院日数短縮に向けての取り組み:
    在院日数短縮に向け、リスク管理を行いながら、早期介入・早期離床に努めます。

施設基準

スタッフ人数(令和4年6月現在)

療法の種類とその内容

理学療法:PT(Physical Therapy)

 理学療法は、身体に障害のある方に対し、主としてその基本的動作能力や歩行能力の回復を図るため、治療体操その他の運動・指導を行います。また、必要に応じて電気刺激、温熱療法などの物理的手段を加えることも行います。
 当院では怪我やご病気になられて入院された患者さんに対し、疾患別チームによる専門的なリハビリテーションを急性期から重点的に実施しています。

作業療法:OT(Occupational Therapy)

 作業療法は、障害のある方に身体能力、認知能力を維持・向上させるための機能練習、福祉用具の使用練習、基本動作(座る・立つ・歩く)・食事・排泄・更衣など、その方にとって必要な活動練習を通して「患者さんのしたいこと」、「する必要があること」を出来るように支援しています。

言語聴覚療法:ST(Speech and language Therapy)

 脳卒中や脳外傷後の言語障害(失語症・構音障害など)、高次脳機能障害(記憶障害・注意障害など)に対する機能の維持・向上を図るため、状態を評価し必要に応じて訓練や助言などの援助を行います。また、脳神経内科からの依頼により外来認知機能評価も行っています。
 脳卒中や誤嚥性肺炎の方、その他にも口腔外科からの依頼により口腔がんの術後などでうまく飲み込みができない方に対して、嚥下訓練も実施しています。医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士・歯科衛生士・管理栄養士と連携しながら、嚥下リハビリテーションも行っています。

視能訓練士:ORT(Orthoptist)

 視能訓練士は、視能検査と視能矯正のエキスパートです。 人生の一生にかかわる『目』の健康管理を私たち視能訓練士は、眼科領域における専門技術者として、乳幼児からお年寄りまで世代を超えて、皆様の大切な目の健康を守るお手伝いをしています。

疾患別リハビリテーション

●脳血管疾患リハビリテーション

 脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)、頭部外傷、脳腫瘍、神経筋疾患(パーキンソン病や末梢神経障害等)などの患者さんを対象にしています。
 脳卒中のリハビリテーションは、SCU(脳卒中ケアユニット)に理学療法士1名、作業療法士1名、言語聴覚士2名を配置し、入院後は可能な限り早い時期(早い方は入院当日)からリハビリを開始し、機能の早期回復、日常生活の自立に向け、リハビリテーションを開始できる体制を取っています。当院治療後も脳卒中地域連携パスを使用して回復期、維持期へ、継ぎ目ないリハビリが実施できるよう、専門スタッフと十分な連携をとりながら、効果的なリハビリテーションを実施しています。

●運動器リハビリテーション

 変形性関節症(人工関節置換術)、骨折、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、手の外傷、交通外傷などを対象に、早期離床・早期機能回復・早期社会復帰を目標に入院後早期に介入し、術前・術直後より関節可動域練習・筋力トレーニング・歩行練習・バランス練習・日常生活動作練習などのリハビリテーションを実施しています。

●呼吸リハビリテーション

 肺炎、慢性閉塞性肺疾患の急性増悪、開腹術前後の呼吸器合併症などの方を対象とし、呼吸療法認定士を中心に多職種と連携を取りながらベッドサイドでの呼吸練習や体位ドレナージ、座位練習、起立練習、歩行練習など早期の離床を行い、出来る限り早く日常生活への復帰出来るように実施しています。

●心大血管リハビリテーション

 心臓リハビリテーションとは、心臓病の患者さんが体力を回復し快適な家庭生活や社会生活に復帰するとともに、再発や再入院を防止することを目指して行う総合的活動プログラムです。
 当院では2019年より心大血管リハビリテーションの算定を開始しました。主な対象は慢性心不全や急性心筋梗塞、急性大動脈解離であり、平均年齢は80歳以上と高齢で併存疾患がある方も多いです。そのため、入院による安静・活動量低下により身体機能低下が最小限になるように、医師・看護師と連携をとりながら早期離床を進めています。また再入院を予防しQOL維持できるように多職種カンファレンスで検討を行い、患者教育やサポートを行っています。

●がん患者リハビリテーション

 がんになると、がんそのものによる痛みや食欲低下、息苦しさ、だるさによって今まで通り動けなくなったり、手術や薬物療法、放射線治療などを受けることによって身体機能が落ちたり、損なわれたりすることがあります。
 このような状況では、日常生活に支障をきたし、家事や仕事、趣味など社会生活への復帰が難しくなり、生活の質が著しく低下することがあります。そこで、早期に自宅退院し、社会復帰できるよう治療方針や体調に合わせて運動療法、日常生活活動練習など各患者さんに合わせたリハビリテーションを提供させて頂きます。

チーム医療への参画

認定資格




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