社会福祉法人 恩賜財団 済生会松阪総合病院
文字サイズ
色合い
検索
Language
Google翻訳を利用しています。
正しく翻訳されない場合もありますが、当院は一切の責任を負うことができませんのでご了承ください。
総合TOP
ART生殖医療センター

顕微授精

顕微授精とは、一般体外受精では受精が難しい場合に行われる治療方法です。
元気な精子を1つ選び、非常に細いガラス製の器具を使って、卵子の中へ直接注入することで受精を助けます。
この方法は「卵細胞質内精子注入法(Intra Cytoplasmic Sperm Injection:ICSI/イクシー)」と呼ばれています。
顕微授精は、一般体外受精に比べて受精率が高いとされており、妊娠につながる可能性を高められる治療法の一つです。
当院では、卵子や精子の状態、これまでの治療経過、各種検査結果を総合的に確認したうえで、患者さまと相談しながら、一人ひとりに合った最適な受精方法をご提案しています。

 

動画を見る

※画像をクリックすると動画を再生します

顕微授精(ICSI)をご提案する主なケース

調整後の運動精子数が少ない場合

精子の状態は体調や生活習慣の影響を受けやすいため、検査当日は十分な体調管理を行ったうえでご来院ください。また、2~3日間の禁欲期間を設けていただくことをお願いしています。

受精障害が考えられる場合

一般体外受精を複数回行っても受精率が低い、または一度も受精に至らなかった場合には、受精障害が疑われます。このようなケースでは、より確実な受精が期待できる方法として顕微授精をご提案します。

顕微授精(ICSI)の流れ

顕微授精は、一般体外受精とは異なる方法で受精を行います。治療の流れをご紹介します。

  1. 採取した卵子を培養液で待機させる
    排卵直前に、経腟超音波下で卵子を採取します。採取した卵子は洗浄後、培養液に移し、培養器内で待機させます。
  2. 精子を選別する
    採卵と同日に精液をご提出していただきます。胚培養士が洗浄処理を行い、運動性の良い精子を選別します。状況に応じて、凍結保存した精子を使用することも可能です。
  3. 精子を卵子に注入する
    顕微授精では、専用の細い針を用いて、選別した精子を1匹だけ卵子に直接注入します。
    当院では、すべての顕微授精においてPIEZO法(ピエゾ法)を採用しています。
    PIEZO法とは、微細な振動を利用して針を進めることで、卵子へのダメージを最小限に抑える顕微授精の方法です。
    卵子に余分な力を加えずに精子を注入できるため、受精率の向上が期待できます。
  4. 胚の培養
    受精後の卵子は、子宮内に近い環境を再現した培養器で育てます。
    胚は最長6日間培養します。当院ではタイムラプスインキュベーターを導入しており、胚を培養器から取り出すことなく観察できるため、胚にストレスの少ない培養が可能です。
  5. 胚凍結
    胚盤胞まで培養できた胚を凍結保存し、次週期以降の胚移植に備えます。

一般体外受精(IVF)と顕微授精(ICSI)の比較

一般体外受精(IVF)のメリット

精子の力で自然に受精するため、卵子への負担が少ない受精方法です。
生殖補助医療の中では比較的費用を抑えられる治療法です。

一般体外受精(IVF)のデメリット

卵子や精子に問題がある場合、受精が成立しないことがあります。
どの精子が受精するかを選ぶことはできません。
まれに複数の精子が侵入し、正常な発育ができなくなる可能性があります。

顕微授精(ICSI)のメリット

精子の状態が良くない場合でも、受精につながる可能性があります。
胚培養士が形態や運動性の良い精子を選別して受精を行います。
直接精子を注入するため、受精の確実性が高まります。

顕微授精(ICSI)のデメリット

卵子に針を刺すため、一定の負担がかかります。
卵子の膜が弱い場合に、その負担で卵子が変性する可能性があります。
卵子の数によっては、体外受精より費用が高くなる場合があります。


Language
Google翻訳を利用しています。
正しく翻訳されない場合もありますが、当院は一切の責任を負うことができませんのでご了承ください。

よくあるご質問

アクセス

お問い合わせ
トップへ戻る